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【レビュー】ONKYO「E900M」~音質編~ [イヤホン レビュー]

じっくりと聴いてみました。ONKYO「E900M」。

今回は前回の「開封編」に引き続いて、音質のレビューをしてみようかと思います。


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ELECOM「EHP-R/CB1000」との聴き比べを重点的に行ったので、主に当該機との比較という形で
音質について感じたところを感じたままに書こうと思います。

ONKYO ハイレゾ対応ハイブリット方式インナーイヤーヘッドホン  E900MB

ONKYO ハイレゾ対応ハイブリット方式インナーイヤーヘッドホン E900MB

  • 出版社/メーカー: オンキヨー
  • メディア: エレクトロニクス



■音質(ELECOM「EHP-R/CB1000」との比較)
まず、全体としては音の傾向が違うように思えます。ELECOM「EHP-R/CB1000」のレビューでも記載したように、
使用とともにマイルドになった感じはありますが、やはり「EHP-R/CB1000」は音色がドライです。
対して、このONKYO「E900M」はよりWETな音色に思えます。個人的には。

音の繊細さというか粒度の細やかさは「E900M」が一枚上に感じます。それ故に、小さな音から徐々にボリュームを上げてくる=音がフェードインしてくる、または逆にフェードアウトしていくようなシーンにおける表現力、特に高音域では「E900M」のほうが上回っている。

逆に「EHP-R/CB1000」はよりしっかりとした太い音の表現をする印象。その音の太さもあってか、低音は「EHP-R/CB1000」のほうがしっかりしてる印象。「E900M」は低音が主張しすぎず、控えめな印象。

音場表現は「E900M」のほうが一枚・・・いや二枚上手。

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【追記】2018/8
私は音楽が好きなわけではなく・・・イヤホンが好きなので、
よりお気に入りになるイヤホンを見つけたからと言って、
他のイヤホンを使わなくなることはありません。
優劣はつけるもののイヤホンごとの違いを楽しんでおります。

ので、購入して結構時間も経過しているこのonkyo「E900M」も
たまに使うタイミングが回ってくるのですが・・・

いいわ。この子やっぱりいいわ。
ダイナミズムを感じるような音ではないが、
音の粒度の細かさとそれによる再現性。
ダイナミックとBAドライバーのハイブリッドでありながら
実に自然な音のつながり。

正直、「高いレベルでまとまっているが控えめであまり存在感はない」という
イメージだったのだが改めて聴くとよい。

人によっては少々刺さると感じる人もいるかもしれないが
イヤーピース等でどうにでもなるレベルと思う。
(ステムの形はちょっと特殊だが・・・)
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【追記】2020/1
改めて聴くと、中域の厚みや艶っぽさはもう少し欲しいかなとは
思いますね。
なんというかボーカルの輪郭ばかりが浮き立つ感じがする。
ちょっとボーカルの生々しさは足りなくなってしまう。

でもそれでもこの空間の中にシュピーーンと
中高域~高域が走る感じはこれはこれでよいですね。
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■装着感
非常に良好。人間の耳の形状に合わせた?楕円形のステムのおかげで、少なくとも変に耳の内壁を圧迫することがなく、好印象。ただこの点はステムの形状とイヤーピースの適度な組み合わせを見つけられるか・・・人によるとも思う。
「EHP-R/CB1000」はそのわがままbody形状もあって比較的耳から出っ張るが、「E900M」はそんなこともないので、私のようにゴロゴロしながら音楽を聴くことがある人にとっては邪魔にならずいい。

「E900M」は耳掛け型だが、よくある針金的なものは入っていないので、何かの拍子に普通に耳から外れて垂れてくる。ソフトで取り回しはいいが、耳掛け型としての安定感は・・・イマイチ?
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【追記】2020/1
装着感は個人的には良くないです。
↑とまるで逆のことを言っていて申し訳ない。。
単純に当時は比較対象も乏しく、わかっていなかったのです。。

今もどれほどわかっているかは分かりませんが、
改めて書くなら良くはない・・・少なくとも「合わない」

ステムが短く耳の奥まで入らないので
浅い位置で固定する必要があり、
その分1サイズ大きいイヤーピースを使ったりするのですが
なかなか相対的に安定感は・・・ない。
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■その他
デザイン的に大きなベントポート?を備えているので、音漏れを気にされる方もいると思うが、
(私も最初は懸念した)まぁ、気にしなくても大丈夫だと思います。
日頃聴く音量で耳から外し、イヤーピースをふさいで音漏れを確認しましたが、
相当に近づかないとわかりません。相当というのは「え?そのままベントポートを耳に入れる感じですか?」くらいの距離であり、例えば懸念されるのは電車の中等でしょうが、満員電車の中でもまああり得ない距離に近寄らなければわからないレベルです。


こうして書いていくと、「E900M」のほうを贔屓にしているように読めるが、
いずれも非常に高いレベルで競っており、最終的には「好き嫌い」で選べるレベルだとおもふ。
ドライで相対的にしっかりした音が好きであれば「EHP-R/CB1000」
よりウェットで線の細い音は細いまま繊細な音を聴きたいのであれば「E900M」

どちらか選べと言われれば、個人的にはウェットの音のほうが好きなので(でもこもるのは嫌)、「E900M」を選びますが、ほんとに好みの問題かと。


ではいつものように課題曲による音質グラフを。
onkyo_comply2.png
※perfume「TOKYO GIRL」1番のみの、各周波数帯の平均値とMAX値

ちなみに「EHP-R/CB1000」はこう↓でした。
elecom.png

こうしてみると、どちらも低音域が肉厚です。
肉厚ですがこもりなんて全くと言っていいほど感じません。
いいイヤホンには、「低音もしっかり出ているが決してこもらない」という共通項があるの・・・かも?

ちなみにちなみに、上記「E900M」の測定時にはイヤーピースをComplyを使っているので、
その点で若干音量面等でアドバンテージを得ているかもしれません。
(逆にシリコンイヤーピースだとステムの形状から、機器にはまらなくて・・・低音がスッカスカになってしまったのです・・・)


さすがはONKYOさん。
でもそのONKYOと張り合うELECOMは改めてすごい。



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