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※オーディオ&イヤホン系のレビューは新ブログ(https://usi-san.blogspot.com/)に引っ越しました。

【レビュー】TAGO STUDIO「T3-02」~使用・音質編~ [イヤホン レビュー]

先週開封編をお届けしたTAGO STUDIOさんの「T3-02」。
今回はその使用・音質編レビューですm(__)m

個人的にはこのイヤホン、
相当にいいイヤホンだと思います。
短い時間ながら試聴して購入してるので、当たり前といえば当たり前ではあるんですが
現状、個人的にはかなりの「アタリ」だと思ってますm(__)m






製造は株式会社TOKUMIさんという会社さんがされているそうなので、
TAGO STUDIOさんは企画・販売されているという感じでしょうか。

■音質
非常に空間を広く使い、音の分離がべらぼーにいいのが特徴だと思います。
また、不自然なほど極端にではないレベルで全体的に音をはっきり、くっきり、濃く表現する印象です。
・空間を広く使い→音同士が重ならない
・音の分離がよく
・一音一音はっきり表現
こういった特徴が相まって非常に解像感も高いです。
クラッシックを聴いていて「さらにもう1ライン見える」。
そんな体験をすることができるイヤホンです。

最初から音場表現は広く、立体的な印象ですが、
使っているうちに特に低音において、音自体の立体感も出てきた気がします。
HIDIZS「MS4」のように「特異」なほどではなく、
「"いい感じに"立体的で弾力のある音」という印象です。
(「特異」というマイナスとも取れる表現をしていますが、
 私自身はMS4のこの”特異”なほどの弾力感は好きです。聴きどころだと思ってます。)

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【追記】2019/12
横にも奥にも広く空間を使うけど
実は縦抜けは控えめかも。
場合によって天井があるような感覚があるかもしれません
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日頃新しいイヤホンを購入し、レビューを書く際にはやはり手持ちのイヤホンと比べようと
いずれかのイヤホンを引っ張り出してくるんですが、
その際現状私のNo.1イヤホンであるVictor「HA-FW10000」を引っ張り出すことはほぼありません。
それだけFW10000は私の中で群を抜いています。

が、今回はまさかの引っ張り出してきてしまいました。
それだけ「このイヤホンいいな」という感覚がありました。

結論、特にボーカル物を聴く私としては、やはりFW10000に軍配を上げたいです。
ボーカルの生々しさ、リアリティという点で明確に差があります。
そして、T3-02は先述したように傾向としては「太く」「キッチリ」「はっきり」した音だと思うんですが、
FW10000は「キッチリ」「はっきり」しつつも「まろやか」で「柔らかさもある」という
相反するようなものでも両立させてしまうすごさがあります。

どちらも空間を非常に広く再現・表現しますが、表現の仕方は真反対でしょうか。
FW10000はある程度遮音性は諦めて、というかむしろ敢えて遮音性を求めないことで
リスナー(イヤホンしている張本人)の周りの現実世界の空間も
空間表現にうまく利用しているような、そんな空間づくりな気がします。
あくまでなんの根拠もない「気がする」ですが。。

対してT3-02はより遮音性を求め、より外界と遮断した
音楽を聴くための独立した空間を作り出している感じです。
・開放的で広大な音場表現のFW10000
・閉鎖的で広大な音場表現のT3-02
どちらも・・・ステキです。


FW10000には勝てませんが、同じくお気に入りのHyla「CE-5」とはどう判断するかというと・・・
実に悩ましいところです・・・
音場表現的には私は断然T3-02のほうが好きです。

凝縮感ある低音&ボーカルのリアリティ VS すばらしき音場表現

むむむ・・・悩ましい・・・悩ましい・・・


■その他
遮音性のために、ハウジングの中にステンレスのハウジングを設ける、
「BOX-IN-BOX 構造」という構造を採用しているためか、
ハウジングは比較的大きく、そして重いです。

個人的にはこのずっしりとくる重さは所有欲を満たしてくれるので全く問題ありませんが
「重いイヤホンは苦手やねん」という方にはまるで向きません。

ケーブルはサラサラとしていて、絡みにくく、いい感じです。
耳掛け部分は針金入りではなく、チューブで形状記憶させてあるタイプです。
その形状記憶は耳にしっかり沿うように最初からきつめにメモリーしてある。というわけではなく
最初は「どうにもこの耳に沿わない感じがな・・・」と思っていたのですが
使っているうちにだんだん馴染んできて小さな円を描けるようになってきました。



最初にも書いたように、このイヤホン、かなーーーーーりいいイヤホンと思います。
少なくとも私は大好きで、これからも手に取る場面が多そうです。

ちなみに、ケーブルもイヤーピースも標準のままで
十二分にレベルが高いので、何かを替えようという試みをほぼしていないのですが、
強いて言うならボーカルをもう少し前に出せないかとイヤーピースの変更を
ちょっと試したところ、「SednaEarfit」がよりボーカルがストレートに出てきていい気がします。
あまり深追いしてないので、もっといい選択肢もあるかもしれませんが。。

楽器ものを聴く方には特におすすめできるイヤホンな気がします。
機会がありましたら是非お試しあれm(__)m


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