※オーディオ&イヤホン系のレビューは新ブログ(https://usi-san.blogspot.com/)に引っ越しました。
【レビュー】HIDIZS「MS4」~使用・音質編~ [イヤホン レビュー]
毎日天気がどんよりで嫌ですね。
そんなときは家でイヤホンを磨くに限ります。
今回はなんと読めばいいのかイマイチわからないメーカー
HIDIZSの「MS4」の音質編レビューでございます。
昔私の母が初めて買った車を大事にするあまり、毎日磨き上げていたら
塗装が剥げてしまったという笑い話を聞いたことがあります。
車の塗装を剥がすほど磨くってどんだけだよと思ったものです。
私もイヤホンを磨きすぎて塗装を剥がさないようにしなければ。
これ↑はブラックですが、私が購入したのは開封編ブログでも書いたように
シルバーです。基本的にカラバリがあったらブラック系統を選ぶ人間ですが、
このイヤホンに関してはシルバーのほうが高級感があって、こちらにしました。
※このブログを書ている時点で約55,000円で販売されていますが高すぎですね。
某イヤホン専門店さんでは35,000円前後です。在庫ありませんが・・・
ヨドバシさんだと各色まだ在庫あるようですので、購入をお考えの方は
こちらを検討された方がいいかとm(__)m
https://www.yodobashi.com/category/22052/?word=ms4
このイヤホンに関しては金属ハウジングなので、基本的に指紋が目立つこともなく
あまり磨く必要もなさそうです。
■音質
癖が結構強く、好き嫌いは分かれるイヤホンかなぁという気がしますね。
正直言うと購入する際にちょい試聴したときの印象はもっとノーマルで王道の
「バランス良いイヤホン」だと思って購入したので、そういう意味では外しました。
この当てにならない耳め。
とはいっても最終的にはこのイヤホンはイヤホンで使いどころというか
聴きどころというかがちゃんとあるイヤホンで、イヤホンバリエーションという意味でも
購入して正解だったとは思っています。
どの辺が「癖強い」かというと、まずは結構残響感が大きいです。
素直に金属ハウジングらしいというか。
そしてそれよりなにより個人的に気になるのは、「音が最終的な位置に位置するまでの過程」
とでもいいましょうか?
音がある瞬間に現れる(現れた)状態を
とすると、
このイヤホンは
こんな現れ方をするイメージです。
遠くから溜めて溜めてぇ・・・(発射!)ドォーン~
そして目の前に音が近づいてきて定位置につく。
以前にもこの例えを使ったことがある気もしますが、テニスラケットで言えば
少々古いですが、フォルクルの「C9 PRO」です。
ケブラーという素材の独特感が色濃いラケットですが、普通のラケットと違って、
ラケットにボールが当たったかと思うと、すぐにボールが反発していくのではなく
グニューーーンとラケットがしなりまるでエネルギーを溜めるように
1拍置いてから波動砲のようにボールが射出されます。
嫌いな人は大嫌いな打感ですが、ハマると手放せない1本です。
そんな独特のリズム(?)がある音に聴こえ、
最終的にそして全体的に
・弾力がある
・粘り気がある
そんな印象を残します。
残響感は大きいと書きましたが、とは言え決してモヤモヤ感も大きいわけではなく
「可能な限り、輪郭の鮮明さやカッチリ感と残響感によるのびやかさや柔らかさのバランスを取り、
気持ちのいいのびやかさを尊重した」という印象です。
低音もばい~~~ん、ぼわ~~~んと締まりのないものではなく
結構締まった低音で悪くないです。
確かにこの残響感により少々生々しさやリアリティ、実在感といったものは犠牲にしている
面はある気がしますが
その代わり気持ちのいいのびやかさ、ふくよかさみたいなものを感じます。
これでモヤモヤしたり無駄な間延び感みたいなものがあったら「なし」ですが、
そんなことはなく結構絶妙なところをついている気がします。
広いホールのオーケストラ演奏なんて聴いてみると非常に気持ちがいいです。
このMS4は1DD + 3BAの構成ですが、下位モデルにMS1というものもあり
そちらは1DDのモデルになります。
試聴した際にMS1も聴いてみましたが、MS4よりももっと大人しいイメージでした。
MS4はMS1を基本に、「出すとこ出す」ためにBAで足し算していったモデル。といった印象です。
そのおかげで最終的に「ちょいドンシャリ」に落ち着いていると思いますが、
全体的に鮮やかに音楽を奏でられるようになっていると思います。
実際、某イヤホン専門店さんでもMS1は在庫がありますがMS4は在庫切れという
状態のようですが、私も個人的にはMS4のほうがお勧めでしょうか。
(MS1は特に少ししか聴いてないのであまり自信を持っては言えませんが・・・)
■その他
金属ハウジングで装着の時にひんやりと冷たいです。
個人的には全く苦にしませんが、嫁は「冷たくて冬は嫌だな」と言っていました。
私はこの金属感と、それゆえの(?)このずっしりとした重みにむしろ好印象です。
所有欲を満たしてくれます。
結構ハウジングは大きいので女性の耳には・・・大きいかな?と思ったのですが、
嫁につけさせたところそうでもありませんでした。
特にこのシルバーはさわやかで、標準のケーブルもシルバーコートなので、
「ごつさ」もなく女性でもいけそうです。
とか言っておきながら、嫁に貸し出す予定はありませんが。
家で落ち着いて聴いてみて、当初思っていたよりも癖があるかも・・と思った時には
若干やっちまったかと思いましたが、結果論これはこれで使えるイヤホンです。
気持ちのいい響き感と独特の弾力や粘り。
こういった特徴と相性がいい音源と組み合わせれば必ず活きてくると思います。
このイヤホンを聴いてから大好きなHyla「CE-5」のセッティングを残響感をなくし、キッチリカッチリの方向へ
ちょっと寄せすぎかなぁと考えているくらいです。
開封編で「高コスパなのでは?」と書いたのですが、それはどうなのか?
いや、決してコスパが悪いなんてことはありません、絶対に。たぶん。
ただ、試聴時の印象で例えばMee Audio「PINNACLE P1」やfinal「E2000」級の高コスパに
匹敵するのでは?と思ったので、そこと比べるとそこまででは?と思ってしまっている
だけなのです。レーダーグラフを描いたとすれば癖がある分だけ、
バランスのとれたグラフにはならないので、ちょっとコスパを計りかねている自分がおります。
なんども言いますがコスパが悪いなんてことはありません。ただ王道ではない・・・
うーむ。難しい。。。
是非皆さんもご自分の耳で確かめてみてくださいましm(__)m
ヨドバシさんなら各色在庫ございます(2019/7/15現在)m(__)m
私はヨドバシさんの回し者ではありません。むしろこのイヤホンを買うときに
初めてヨドバシのゴールドカードなるものを作ったレベルですm(__)m
そんなときは家でイヤホンを磨くに限ります。
今回はなんと読めばいいのかイマイチわからないメーカー
HIDIZSの「MS4」の音質編レビューでございます。
昔私の母が初めて買った車を大事にするあまり、毎日磨き上げていたら
塗装が剥げてしまったという笑い話を聞いたことがあります。
車の塗装を剥がすほど磨くってどんだけだよと思ったものです。
私もイヤホンを磨きすぎて塗装を剥がさないようにしなければ。
これ↑はブラックですが、私が購入したのは開封編ブログでも書いたように
シルバーです。基本的にカラバリがあったらブラック系統を選ぶ人間ですが、
このイヤホンに関してはシルバーのほうが高級感があって、こちらにしました。
※このブログを書ている時点で約55,000円で販売されていますが高すぎですね。
某イヤホン専門店さんでは35,000円前後です。在庫ありませんが・・・
ヨドバシさんだと各色まだ在庫あるようですので、購入をお考えの方は
こちらを検討された方がいいかとm(__)m
https://www.yodobashi.com/category/22052/?word=ms4
このイヤホンに関しては金属ハウジングなので、基本的に指紋が目立つこともなく
あまり磨く必要もなさそうです。
■音質
癖が結構強く、好き嫌いは分かれるイヤホンかなぁという気がしますね。
正直言うと購入する際にちょい試聴したときの印象はもっとノーマルで王道の
「バランス良いイヤホン」だと思って購入したので、そういう意味では外しました。
この当てにならない耳め。
とはいっても最終的にはこのイヤホンはイヤホンで使いどころというか
聴きどころというかがちゃんとあるイヤホンで、イヤホンバリエーションという意味でも
購入して正解だったとは思っています。
どの辺が「癖強い」かというと、まずは結構残響感が大きいです。
素直に金属ハウジングらしいというか。
そしてそれよりなにより個人的に気になるのは、「音が最終的な位置に位置するまでの過程」
とでもいいましょうか?
音がある瞬間に現れる(現れた)状態を
とすると、
このイヤホンは
こんな現れ方をするイメージです。
遠くから溜めて溜めてぇ・・・(発射!)ドォーン~
そして目の前に音が近づいてきて定位置につく。
以前にもこの例えを使ったことがある気もしますが、テニスラケットで言えば
少々古いですが、フォルクルの「C9 PRO」です。
ケブラーという素材の独特感が色濃いラケットですが、普通のラケットと違って、
ラケットにボールが当たったかと思うと、すぐにボールが反発していくのではなく
グニューーーンとラケットがしなりまるでエネルギーを溜めるように
1拍置いてから波動砲のようにボールが射出されます。
嫌いな人は大嫌いな打感ですが、ハマると手放せない1本です。
そんな独特のリズム(?)がある音に聴こえ、
最終的にそして全体的に
・弾力がある
・粘り気がある
そんな印象を残します。
残響感は大きいと書きましたが、とは言え決してモヤモヤ感も大きいわけではなく
「可能な限り、輪郭の鮮明さやカッチリ感と残響感によるのびやかさや柔らかさのバランスを取り、
気持ちのいいのびやかさを尊重した」という印象です。
低音もばい~~~ん、ぼわ~~~んと締まりのないものではなく
結構締まった低音で悪くないです。
確かにこの残響感により少々生々しさやリアリティ、実在感といったものは犠牲にしている
面はある気がしますが
その代わり気持ちのいいのびやかさ、ふくよかさみたいなものを感じます。
これでモヤモヤしたり無駄な間延び感みたいなものがあったら「なし」ですが、
そんなことはなく結構絶妙なところをついている気がします。
広いホールのオーケストラ演奏なんて聴いてみると非常に気持ちがいいです。
このMS4は1DD + 3BAの構成ですが、下位モデルにMS1というものもあり
そちらは1DDのモデルになります。
試聴した際にMS1も聴いてみましたが、MS4よりももっと大人しいイメージでした。
MS4はMS1を基本に、「出すとこ出す」ためにBAで足し算していったモデル。といった印象です。
そのおかげで最終的に「ちょいドンシャリ」に落ち着いていると思いますが、
全体的に鮮やかに音楽を奏でられるようになっていると思います。
実際、某イヤホン専門店さんでもMS1は在庫がありますがMS4は在庫切れという
状態のようですが、私も個人的にはMS4のほうがお勧めでしょうか。
(MS1は特に少ししか聴いてないのであまり自信を持っては言えませんが・・・)
■その他
金属ハウジングで装着の時にひんやりと冷たいです。
個人的には全く苦にしませんが、嫁は「冷たくて冬は嫌だな」と言っていました。
私はこの金属感と、それゆえの(?)このずっしりとした重みにむしろ好印象です。
所有欲を満たしてくれます。
結構ハウジングは大きいので女性の耳には・・・大きいかな?と思ったのですが、
嫁につけさせたところそうでもありませんでした。
特にこのシルバーはさわやかで、標準のケーブルもシルバーコートなので、
「ごつさ」もなく女性でもいけそうです。
とか言っておきながら、嫁に貸し出す予定はありませんが。
家で落ち着いて聴いてみて、当初思っていたよりも癖があるかも・・と思った時には
若干やっちまったかと思いましたが、結果論これはこれで使えるイヤホンです。
気持ちのいい響き感と独特の弾力や粘り。
こういった特徴と相性がいい音源と組み合わせれば必ず活きてくると思います。
このイヤホンを聴いてから大好きなHyla「CE-5」のセッティングを残響感をなくし、キッチリカッチリの方向へ
ちょっと寄せすぎかなぁと考えているくらいです。
開封編で「高コスパなのでは?」と書いたのですが、それはどうなのか?
いや、決してコスパが悪いなんてことはありません、絶対に。たぶん。
ただ、試聴時の印象で例えばMee Audio「PINNACLE P1」やfinal「E2000」級の高コスパに
匹敵するのでは?と思ったので、そこと比べるとそこまででは?と思ってしまっている
だけなのです。レーダーグラフを描いたとすれば癖がある分だけ、
バランスのとれたグラフにはならないので、ちょっとコスパを計りかねている自分がおります。
なんども言いますがコスパが悪いなんてことはありません。ただ王道ではない・・・
うーむ。難しい。。。
是非皆さんもご自分の耳で確かめてみてくださいましm(__)m
ヨドバシさんなら各色在庫ございます(2019/7/15現在)m(__)m
私はヨドバシさんの回し者ではありません。むしろこのイヤホンを買うときに
初めてヨドバシのゴールドカードなるものを作ったレベルですm(__)m
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