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※オーディオ&イヤホン系のレビューは新ブログ(https://usi-san.blogspot.com/)に引っ越しました。

【レビュー】TFZ「No.3」~使用・音質編~ [イヤホン レビュー]

TFZの「No.3」をだいーぶ時間をかけて吟味しました。
と、いうことで今回は前回の開封編レビューに引き続いて
使用・音質編レビューを書こうかと思います。

そんなお話です。



【 国内正規品 】 TFZ ダイヤモンドドライバー搭載 カナル型 イヤホン No.3 TFZ-NO3-SL

【 国内正規品 】 TFZ ダイヤモンドドライバー搭載 カナル型 イヤホン No.3 TFZ-NO3-SL

  • 出版社/メーカー: TFZ(ティーエフゼット)
  • メディア: エレクトロニクス



■音質
・サウンドステージの広さ
・立体的音場表現
という点で、私はこのイヤホン結構好きです。
結構というかこのシンプルなデザイン性と相まってかなり好きです。

まずそのサウンドステージの広さはなかなかのものだと思います。
メーカーさんがそう意図して設計されているかは分かりませんが、
遮音性はそこそこですが、ある意味その遮音性を絶妙に活用し、
うまく頭の中のステージと、現実世界の周りの空間を一体化して
サウンドステージをつくりあげているような印象です。

音の配置も立体的で好きです。
前後への音の配置、その再現性が高く、定位感に何気に優れます。
一音一音の分離感、独立性も高く、決してエッジが強調された音ではないのですが
空間に音が浮かび、音のある空間とない空間のメリハリがあります。

これら開放的なサウンドステージ、音場と立体感ゆえに
イヤホンではなくスピーカーから音が鳴っているのか錯覚した瞬間が何度かありました。


1音1音、音自体の質としてはまぁまぁというところでしょうか。
上述のように空間の使い方は好きですが、音自体は・・・やはりちょっと雑な印象もあります。
今現在の個人的No.1であるVictor「HA-FW10000」の音が可能な限り正確な球体である工業用ルビーであるなら
このNo.3の音はアルミホイルを丸めて叩いて、一生懸命に磨いた「アルミホイルボール」です。

なんだかよく分かりませんが、ちょっと前に流行りましたよね?
有名youtuberの方なんかが「何日もかけてアルミホイルでボール作りました」みたいな
動画を投稿しているのを見ました。

さすがにルビーとアルミホイルはちょっと言い過ぎかもしれませんが、イメージです。
遠くから見ていれば「まーよくもこんなにしっかり真ん丸に。そしてこんなにピカピカに」と
思いますが、よくよく近づいてみると、「まぁこんなものだよね」という感じです。

と、ネガティブなことを言いましたが、決して「音が悪い」と言っているのではありません。
価格帯的に同価格のものと並べてみても、決して劣っているなんてことはありません。
HA-FW10000と比べてしまっているのでルビーとアルミホイルなんて言ってしまっているだけです。

全体的にボーカルを含め音像が近めで、比較的ドライな音です。
個人的にもう少し距離を取ってくれた方が好きなのですが、
ここは完全に好き嫌いでしょうか。っていうか音なんて全て好き嫌いですね。


なぜこのイヤホンの音質編レビューを固めるのにだいーぶ時間をかけたのか・・・
それは・・・

このイヤホンに拭えぬ疑念があったからです。
それは何かというと・・・

このイヤホン、左右のドライバーで出力が違うのではないか?ということです。

当初から私の所持しているこの個体はL側の出力が弱く、
結果R側に寄っているように聴こえたのです。
感覚的には右=10:左=8~9というくらいの差でドライバー出力が異なるような
違和感をずーーーーーーーーっと感じていました。
その真実を確かめるべく・・・時間をかけていたのです。

そして最終的には・・・やはり出力差があると思います。
・同じ曲をこのNo.3とほかのイヤホンで聴き比べすると、このイヤホンで聴いた時のみ右による
そして決定的なのが
・「じわっ」とL側の出力が回復する瞬間に遭遇した
というとことから最終的に導き出した結論です。

実は100%常にR側に寄るというものでもありませんでした。
R側に寄っている違和感を感じる時と、左右のバランスがきちんととれているときがありました。
いつも「今日も右に寄っているような・・今日は耳が悪いのか?顔が悪いのか?」
「あれ今はいい感じだな。今日は耳がいいのか?ということは顔もいいのか?」
なんて思いながら、イヤホンを替え、ケーブルを替え、プレイヤーを替え・・・
そんなことをしていたのですが、「じわっ」と出力が回復する瞬間に遭遇し、確信しました。

ただ、ここ1日、2日は安定しています。
安定して偏っているのではないですよ。ちゃんとバランスが取れているということです。

ドライバーは

ダブルマグネティックサーキットダイヤモンド ドライバー

というやたらと長い名前のダイナミックドライバーですが、
ある程度エージングしないと安定しないというような性質があるのでしょうか?
分かりませんが、ここ数日は安定しています。

■その他
装着感は良好です。
軽いですし、ケーブルは耳に沿うように形状記憶されていてしっかりフィットします。
ケーブルはちょっと厚みのある平麺形状のような感じです。
2019年04月14日13時03分01秒.jpg
そのためくるくるっとした際にちょっと「はまらない感じ」がある場合もありますが
まぁどうでもいいことですね。


ドライバーが安定しさえしてくれれば、特にライトユーズでは重宝するイヤホンだと思います。
価格に対して不満なところも・・・特にありません。
十分に活躍してくれるイヤホンです。


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