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NW-WM1AとBriseAudio「UPG001SE(4.4ミリ5極)」でバランス接続を試す [イヤホン レビュー]

NW-WM1Aのバランス接続を試しながら
Hyla「CE-5」の音をより好みに近づけるべくリケーブルしてみよう。

そんなお話です。








バランス接続を試すことが主テーマなのか、
リケーブルによるCE-5の音質改善がテーマなのか・・・よくわかりません。
まあいいでしょう。二兎を追ってみます。

そもそもCE-5の標準ケーブルから最初にリケーブルしたのが
Brise Audioさんの「UPG001SE(3.5ミリ3極)」でした。
1音1音に凝縮感が出てよかったのですが、音の配置も凝縮するような感覚、
つまりすべての音がセンターに寄って来るような感覚があり、
時にORBさんの「Clear force Ultimate」も使ったりしていました。
こちらは逆に音の配置が左右に広がるような印象があります。

で、NW-WM1Aを購入したことをきっかけとして、4.4ミリバランス接続を
試してみようと思った次第です。
今回はケーブルが同じでもバランス接続かアンバランス接続かでどんな違いがあるのかも
検証したく「UPG-001SE」の4.4ミリ5極バージョンを購入してみました。

純粋にCE-5にハマるバランス接続ケーブルという意味ではもっとちゃんと試聴なりすれば
もっといい選択肢があるかもしれませんが、「4.4ミリバランスってどんなもんよ?」という
検証に重きを置いた感じです。
2019年01月19日15時20分41秒.jpg
Brise Audioさんのケーブルがどんどん増えていきます。

早速ですが4.4ミリで聴いてみると・・・
・3.5ミリのUPG001SEを使用しているときよりも全体的にセンターに寄った印象はなくなりました。
・全体的に音像が近くなります。
 映画を一番後ろの席で観ていたけど(3.5ミリ)、一番前に移動した(4.4ミリ)感じでしょうか
・クロストーク(本来右用の音が左に漏れたり、その逆も同様)が軽減されることでか、
 センターの重みというか厚みというか熱量みたいなものが薄まった印象です。

本当にクロストークが軽減されたのかなと思って、
「foobar 2000」に「Surround Pan」というDSP(拡張機能みたいなもの)を入れて、
左右どちらかにだけ出音を絞って比べてみました。

「Pan」なんですが、左右の音をどちらかに寄せるというよりは
例えば右に寄せればそれは左側の出音を「絞る」という動作をする・・・らしいです。
PanなんですがPanせずに、Panと消してしまうということですね。
(間違っていたらすいません)

間違っているかもしれませんが、そういう動作をするものだという前提で
3.5ミリ、4.4ミリそれぞれ片側に思い切りPanさせると・・・

あぁ。確かに違います。

例えば思い切り右側にPanしたときに左のイヤホンから聴こえる音の大きさが違います。
わずかではありますが、と同時に明らかにアンバランス接続のほうが絞っているはずの
左側からの音が聴こえます。
やはりアンバランスのほうがクロストークは大きいということでしょうかね。

ちなみに、ではこのクロストークが軽減された(?)4.4ミリバランス接続の音が
好きなのかというと・・・個人的にはそうでもありません。
もう少し音像との距離を取りたいし且つセンターの熱量が減ってしまったのが・・・
ちょっと好きになれませんでした。
もともとRHAの「Dacamp L1」でバランス接続をしていた経験からもバランス接続して
必ずしも良くなる(好きになる)わけでもないとは思っていたので、
まあ「こんなこともあるよね」という感じです。

バランス接続は高音質でその高音質の要因はクロストークの低減で・・・なんて言われると
クロストークは絶対的に悪い奴みたいですが、メーカーさんとしては高音質化のために意図的に
クロストークを利用するなんてこともあるようなことも聞いたりもしますので、
なんというかケースバイケースなんでしょうかね。


私のメインの環境はusb-dacがifi audioの「micro idsd BL」であって、この機種には
4.4ミリバランス接続端子が使えないので、変換ケーブルを購入しました。
UPG001SE同様ににBriseAudioさんの「STR7-CONV」というやつです。
既に3.5ミリのケーブルも所持しているのだからそれでいいのでは?という話なのですが、
とは言え4.4ミリもなんだかんだで使いたくなることもある
&2pin側をあまり抜き差ししたくない。ということで購入しました。




で、まるで意図していなかったのですが、この変換ケーブルを介しての4.4ミリバランス接続ケーブル使用だと、
センターの熱量が復活し、音像も一歩引いて見渡しが良くなります。
とは言え3.5ミリアンバランス接続時に不満だった過度にセンターに寄る感じもありません。
もちろんusb-dacを「micro idsd」にしたからではなく
NW-WM1Aの3.5ミリと4.4ミリを比べても同じ傾向に聴こえます。

つまりは3.5ミリアンバランス接続と4.4ミリバランス接続の「良いとこ取り」を
したような感じです。意図せずして。

接続方法によるものなのか・・・
また違う線材である変換ケーブルを介しているせいなのか・・・

分かりませんが、少なくとも今までの中では最も好きな音になりました。
ただ好きな音にはなったんですが、実はすでに次のケーブルにも目星をつけていまして、
またリケーブルするんだと思います。

イヤホンって、本当にいいものですね。


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