※オーディオ&イヤホン系のレビューは新ブログ(https://usi-san.blogspot.com/)に引っ越しました。
【レビュー】MotherAudio「ME8」~使用・音質編~ [イヤホン レビュー]
MotherAudioの「ME8」について自分なりの感想が固まったので
レビューを書こうかと思いまっす。
そんなお話。
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開封編レビューはこちら
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そもそも試聴の時と家の環境が異なるので・・・という問題もあるのですが、
試聴時に得た感覚と乖離があり=要は試聴時に感じた良さが感じられず、
かなり鳴らし込みました。
このME8の開封編レビューを書いたのは9月の終わりですが、実はもっと前から
ずーーーーっと鳴らし続けていました。
で、まあそれなりに納得いくまで鳴らし込んだので、音質編レビューをばm(__)m
■音質
いきなりだいぶ抽象的な表現ですが、
独特の空気感があります。
場所的にイメージされるのは「もう使われなくなった廃線のトンネル」という感じです。
そしてさらには薄く霧までかかっているような。
うん。一歩間違えばお化けが出ますね。
私はそういうのは苦手です。
小さいころディズニーランドのお化け屋敷、つまりはホーンテッドマンションすら
怖くて入れなかったくらいです。
ホーンテッドマンションなんてものは今はもう入れますが、
基本的にジェットコースターも乗れないし、お化け屋敷には入れないし・・・
遊園地やテーマパークというものに行っても意味のない人間です。
富士急なんて行こうものならおそらく・・・死ぬでしょう。
そしてこの空気感を醸し出すことに一役買っているだろうと思うこと。
このイヤホンの特徴であり、私も気に入ったところなのですが、
いい意味で尾を引く響きを感じます。
音の余韻が後方に抜けていくような独特の響きがあります。
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【追記】2019/1
金属らしい少々鋭い響き方ですね。
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薄暗いトンネルの中を後方に向かって抜けていき消えていく音・・・
ちょうどAimerさんの「花の唄」のMVの3:07くらいに登場するトンネルの感じです↓。
試聴した際にクラッシックや女性ボーカルのバラードものなどで
この響きを乗せられたいいのではないか?と思って購入した次第です。
人によってはこの響きが「カーン」という金属的で余計な響きのような印象を
持つ方もいる気がしますが・・・私は好きです。
Ar:tio「RK01」同様に密度と重量感のある音です。
「軽さ」や「ふぐ刺し」的な「薄さ」というものを感じさせません。
軽さや薄さがある故の「軽快さ」がいいこともあるんですが、
基本的には重量感や密度感のある音のほうが好きなので、
この点は個人的に〇ですね。
ただしRK01のほうがもっとソリッドな音です。無駄(?)をそぎ落とした日本刀サウンド。
独特な響きのせいもあるのか空間的な余裕はそんなにありません。
特に縦方向の抜けは決して良くはないかなという印象です。
ただし、縦には広くないのですが、奥行に関してはトンネルや洞窟の奥に残響音が広がっていくような
これまた独特な表現を感じます。
総じて音場表現は「広い」とは言わないかなという印象です。
というかわかりにくいように感じます。
音場表現は広くはないですが、左右の音の配置は比較的広い方かと思います。
■リケーブルしてみる
既述のように霧がかったような空気感があり、それはそれで曲とのマッチングによっても
いい味を出すのですが、もう少々音の輪郭が欲しいなと思ってました。
ので、リケーブルをしてみました。
リケーブルは以前HYLA「CE-5」の時にリケーブルし、
輪郭の強調に効果があった、brise audioの「UPG001SE」にしました。
結果、霧が晴れ輪郭がくっきりしていい感じです。
CE-5の時は音が凝縮したような印象も受けたのですが、
そもそも重量感と高密度感のある音であるせいか、そういった違いは特に感じませんでした。
リケーブルすることで音的には好みに寄せることができたのですが、
問題は・・・重量ですね。
そもそも液体合金のハウジングなのでそれなりの重さがあるのですが、
「UPG001SE」というケーブルも結構いかつく、重いのです。
ので・・・ドッキングするとそれなりの重さとなり、自重でちょいと耳から外れやすくなるような・・・
UPG001SEは重さもあり、比較的硬いケーブルでもあるので、
結構使用中も気を使います。
■その他
付属のケーブルはなんというか針金的な感じがあって、
結構「折り癖」が付きます。
つきますというか開封前に収納されていた時の癖がすでに付いていて、
なかなか・・・その癖が取れません。
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【追記】2018/11
イヤーピースに関してはなんだか・・・妙にSpinfitは合わない気がしてなりません。
spinfitにすると一気に全体が霧がかって
見通しが悪くなってしまいます。
もちろんSpinfit自体は皆さんもよく利用されるであろう確かなものなので
やはりそこは相性というものなのでしょうね。
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一音一音の充実感をすごく感じます。
が、「いつでもどこでもなんにでも」「汎用性抜群」というよりは
「この曲にはME8」という使い方をしたいイヤホンです。
見た目はすこぶる地味ですが、この音を聴くと・・・それがまたいい気がしてきます。
なんかこう原石的な良さです。
女性に例えればメイクばっちり&ファッションばっちり at 表参道 or 六本木よりも・・・
この話はやめましょう。なんかあまりにも俗なので。
とにかくなんとも味のあるこのME8大事にしたいと思います。
レビューを書こうかと思いまっす。
そんなお話。
MotherAudio ME8 BLACK 液体合金金属採用のカナル型イヤホン
- 出版社/メーカー: MotherAudio
- メディア: エレクトロニクス
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開封編レビューはこちら
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そもそも試聴の時と家の環境が異なるので・・・という問題もあるのですが、
試聴時に得た感覚と乖離があり=要は試聴時に感じた良さが感じられず、
かなり鳴らし込みました。
このME8の開封編レビューを書いたのは9月の終わりですが、実はもっと前から
ずーーーーっと鳴らし続けていました。
で、まあそれなりに納得いくまで鳴らし込んだので、音質編レビューをばm(__)m
■音質
いきなりだいぶ抽象的な表現ですが、
独特の空気感があります。
場所的にイメージされるのは「もう使われなくなった廃線のトンネル」という感じです。
そしてさらには薄く霧までかかっているような。
うん。一歩間違えばお化けが出ますね。
私はそういうのは苦手です。
小さいころディズニーランドのお化け屋敷、つまりはホーンテッドマンションすら
怖くて入れなかったくらいです。
ホーンテッドマンションなんてものは今はもう入れますが、
基本的にジェットコースターも乗れないし、お化け屋敷には入れないし・・・
遊園地やテーマパークというものに行っても意味のない人間です。
富士急なんて行こうものならおそらく・・・死ぬでしょう。
そしてこの空気感を醸し出すことに一役買っているだろうと思うこと。
このイヤホンの特徴であり、私も気に入ったところなのですが、
いい意味で尾を引く響きを感じます。
音の余韻が後方に抜けていくような独特の響きがあります。
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【追記】2019/1
金属らしい少々鋭い響き方ですね。
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薄暗いトンネルの中を後方に向かって抜けていき消えていく音・・・
ちょうどAimerさんの「花の唄」のMVの3:07くらいに登場するトンネルの感じです↓。
試聴した際にクラッシックや女性ボーカルのバラードものなどで
この響きを乗せられたいいのではないか?と思って購入した次第です。
人によってはこの響きが「カーン」という金属的で余計な響きのような印象を
持つ方もいる気がしますが・・・私は好きです。
Ar:tio「RK01」同様に密度と重量感のある音です。
「軽さ」や「ふぐ刺し」的な「薄さ」というものを感じさせません。
軽さや薄さがある故の「軽快さ」がいいこともあるんですが、
基本的には重量感や密度感のある音のほうが好きなので、
この点は個人的に〇ですね。
ただしRK01のほうがもっとソリッドな音です。無駄(?)をそぎ落とした日本刀サウンド。
独特な響きのせいもあるのか空間的な余裕はそんなにありません。
特に縦方向の抜けは決して良くはないかなという印象です。
ただし、縦には広くないのですが、奥行に関してはトンネルや洞窟の奥に残響音が広がっていくような
これまた独特な表現を感じます。
総じて音場表現は「広い」とは言わないかなという印象です。
というかわかりにくいように感じます。
音場表現は広くはないですが、左右の音の配置は比較的広い方かと思います。
■リケーブルしてみる
既述のように霧がかったような空気感があり、それはそれで曲とのマッチングによっても
いい味を出すのですが、もう少々音の輪郭が欲しいなと思ってました。
ので、リケーブルをしてみました。
リケーブルは以前HYLA「CE-5」の時にリケーブルし、
輪郭の強調に効果があった、brise audioの「UPG001SE」にしました。
結果、霧が晴れ輪郭がくっきりしていい感じです。
CE-5の時は音が凝縮したような印象も受けたのですが、
そもそも重量感と高密度感のある音であるせいか、そういった違いは特に感じませんでした。
リケーブルすることで音的には好みに寄せることができたのですが、
問題は・・・重量ですね。
そもそも液体合金のハウジングなのでそれなりの重さがあるのですが、
「UPG001SE」というケーブルも結構いかつく、重いのです。
ので・・・ドッキングするとそれなりの重さとなり、自重でちょいと耳から外れやすくなるような・・・
UPG001SEは重さもあり、比較的硬いケーブルでもあるので、
結構使用中も気を使います。
■その他
付属のケーブルはなんというか針金的な感じがあって、
結構「折り癖」が付きます。
つきますというか開封前に収納されていた時の癖がすでに付いていて、
なかなか・・・その癖が取れません。
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【追記】2018/11
イヤーピースに関してはなんだか・・・妙にSpinfitは合わない気がしてなりません。
spinfitにすると一気に全体が霧がかって
見通しが悪くなってしまいます。
もちろんSpinfit自体は皆さんもよく利用されるであろう確かなものなので
やはりそこは相性というものなのでしょうね。
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一音一音の充実感をすごく感じます。
が、「いつでもどこでもなんにでも」「汎用性抜群」というよりは
「この曲にはME8」という使い方をしたいイヤホンです。
見た目はすこぶる地味ですが、この音を聴くと・・・それがまたいい気がしてきます。
なんかこう原石的な良さです。
女性に例えればメイクばっちり&ファッションばっちり at 表参道 or 六本木よりも・・・
この話はやめましょう。なんかあまりにも俗なので。
とにかくなんとも味のあるこのME8大事にしたいと思います。
Spinfitが合わないときは、導管が長くなりすぎて音が混ざる(濁る)のが大体の場合の理由なので、導管が短く開口部の大きいSpiral Dotか、Final-Eシリーズを使うと良いですよ
by ななし (2018-11-29 22:46)
ななし様
コメント、アドバイスありがとうございます。
なかなかにイヤーピース一つでも印象が変わりますよね。
困りものですが・・・それが楽しいですね!
by うし (2018-11-30 00:26)