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【レビュー】Noble Audio「Savant Universal」~頭抜けた「音抜け」~ [イヤホン レビュー]

本日はNoble Audio「Savant Universal」のレビューを。

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今のNoble Audioのモデルのデザインがどうにも好きではなく・・・
たまたま旧モデルを見つけたので買ってみた。安かったし。


Noble Audio インイヤーモニター Savant Universal

Noble Audio インイヤーモニター Savant Universal

  • 出版社/メーカー: Noble Audio
  • メディア: エレクトロニクス



箱。ふむふむ。飾らないあなた、素敵です。
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箱の中から箱。
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と思ったら違った。
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工具箱のようなケース。なんかシリアルNo.までついている。
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開けると・・・いろいろなものが布団圧縮袋状態で入っている。
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付属品は、
イヤーピース×いっぱい
ゴムバンド×2
お掃除用のブラシ×1
保障&ユーザーの所有欲を少しでも掻き立てようカード
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いや。これが付属のイヤーピースですよ。なにか?
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本体(ハウジング)は写真で見るよりもかなり・・・cheap(安っぽい)
プラスチック感全開です。
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つくりは正直雑。バリ的なものが残っていたり、ケーブルの右左マークも
ご覧の通り10年前のmade in chinaのよう。
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■音質
でも音質に関しては一聴の価値あり。
こいつの特徴は何といってもその抜けの良さだと思います。
当たり前ですがイヤホンなので、物理的に耳をふさいでいるわけで、
少なからず「耳を塞いでいる感」「空間的閉塞感」というんでしょうか?そんなものがあるのは
当たり前かと思います。

もちろんこのイヤホンにもそんな「空間的閉塞感」はありますが、
少なくとも私の持っているイヤホンの中ではダントツに空間的閉塞感が少ない。
本当に抜けがいい音を聴かせてくれます。

他のイヤホンの後にこのイヤホンを使うと、まるでイヤホンをしていないかのような
錯覚に陥るくらいに、音の抜けがいいです。
アンチ「こもり」の私としては実に好印象。

ただし、その分犠牲にしているものもあります。
それが低音です。低音に関しては非常に厳しい・・・はっきりってまるで出ません。

相撲で例えるなら、
実況者:「向こう正面の舞の海さん、今の一番はいかがだったでしょうか?」
舞の海:「腰が浮いてしまって高いんですよね。上体が浮いてしまっています」

な感じ。低音の質を評するのに使われる「沈み込み」という要素は・・・ない!
耳元でちょっとシャカシャカする低音?が鳴っているだけです。
ですので、低音好きな方や主にEDMを聴くような方にはまるでお勧めしません。薄っぺらです。

低音好きな方にはお勧めしませんが、
・とにかくこもりが嫌いな方、抜ける音が聴きたい方
・聴きやすい音を求めている方
・女性ボーカルの曲を主に聴く方
等にはお勧めできるイヤホンかと思います。

■装着感
shureのような形のものに比べると、収める位置がわかりにくいです。
上手いこと耳のくぼみに収まってくれて、位置に迷わない。といった良さはあまりありません。
が、まあ、shure掛けではない通常カナル型イヤホンと思えばまあ、普通でしょうか。
shure掛けができる故に、shure掛けの代表的な形と比較してしまうと劣って見えてしまいます。

ケーブルは・・・良くないと思います。個人的には。
まさにshure掛けの部分が・・・取り回しが非常に悪い。
針金部分というか形状記憶部分の長さが中途半端。
しっかりと耳に沿わせられる長さには足りず、柔軟な取り回しには長すぎる。

■その他
このモデルはドライバー構成が非公開ですが、分解した人の話によれば、
2ドライバーらしいですね。

では、今回も最後にいつもの課題曲による、帯域ごとのMAX値と平均値を。
noble.png
※Perfume「TOKYO GIRL」1番のみ。各周波数帯のMAX値と平均値。

手持ちの中で最も低音が潤沢な(に私には聴こえる)SONY「XBA-N3」のグラフと比較すると・・・
xba-n3.png

どんな感じでしょう?
低音は「XBA-N3」よりも少ないですね。
しかし私なりに読み解くとこの「Savant Universal」の抜けの良さを司っているのは、
低音の少なさよりも(というか思ったほど少なくもなかった)むしろ音量の山が1K~3K過ぎまでフラットであることかな?と思います。
普通は山の頂点がフラットではなく、文字通り「山なり」の形となるのですが、
このイヤホンの場合は1K~3Kくらいまでの人間の聴覚上聴きやすい?周波数帯が多いということかな?と。

私の聴覚に解釈を合わせ込んでいるだけの可能性も・・・否定できませんので、、、
保証はしませんが・・・

グラフ上はそんなに極端に低音が出ていないわけでも・・・
ですが、人間の耳で聴くと・・・やはり低音は・・・だとは思います。
(世の中的にいろいろなレビューを読んでいてもそのような評価のようです)
それでも割り切って低音を捨てるなら、非常に気持ちのいい音を聴かせてくれます。



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